STANDARD1:今回の医工学スクールのテーマ 今回(2017年夏)のひろしま医工学スクールは,「さまざまなスケールにおける医療のための情報処理」をテーマの中心として、講演会やハンズオンチュートリアルを構成しています.人体をはじめとする生体を構成する要素は,数10センチから数センチ程度の大きさの臓器や組織から,ミクロンレベルの微小な細胞,そしてナノサイズの分子まで様々です.これらの様々な大きさ(「マルチスケール」と呼びます)の生体構造に対する情報処理について,医療の現場でのニーズや情報処理によるソリューションについて,最先端の研究を学ぶ講演会と,実際の機器やソフトウェアに触れることができるハンズオンチュートリアルを以下のように企画しています. 講演会: (1)人工知能による医用画像認識と自動手術計画 (2)細胞サイズのマイクロロボットによる未来医療 (3)コンピューターを使った医薬品の分子探索と設計の基礎 ハンズオンチュートリアル: (1)筋電RUN ~生体電気信号でゲームを動かそう!~ (2)『かたち』の機械学習:統計的形状モデリングの基礎 (3)日本発の創薬支援ソフトmyPrestoを使ってみよう (4)拡散MRIデータ処理プログラミングの基礎 詳しい内容について,次のページからそれぞれ解説します.今後も様々なテーマで開催することを予定していますので,ぜひご参加ください. 次の内容:講演者の先生方